銀弾のアリア

銀玉内職による錬金術

きゅんきゅんピンク



桃色の季節だ。
この季節、周囲を取り巻く環境は大きく移り変わっていく。
かざあなたんが屋内に引きこもり、年中とおして銀玉を打ち出していようと、この事実に風穴を空けることは断じてできない。

変わるものは変わる。変わるべくして。
交流のあった幾人とも、彼らの多忙などから言葉を交わすことも少なくなった。
そういう事実を突きつけられ、どことない疎外感を感じたところで、ようやく時の流れを思い出せる。
四季の移り変わりにこう関心さえ示さなくなっていたかざあなたん自身にも、どこか変化があったのだろう。


しかしこの地の春風はどうもまだ肌寒さを孕んでいて、おちおち風情を感ずることもできない。
せめて気怠さを誘う陽気ぐらいは傍らにないと、これを春だと認識したくはないものだ。
ほどよく春を演出していただければ変化する日々を否応なしに知れるのに、そうもいかない。
募る違和感には、まったく辟易している。

筋書き通りの、イメージに沿った流れにならないことへの耐性が最近薄れたように感じる。
柔軟であった感性はどこへやら。幼いころであれば、この時期決まってSNSで拡散される「桜と雪のコラボレーション」の写真などは嬉々として眺めたものであろうが、今年ももしそうなろうものなら、と想像すれば卒倒してしまいそうだ。

感性が衰えている。
突拍子もない変化に胃凭れを覚えるようになった。
結果としてそういう事態が起こってしまえばそれはそれで楽しめてはいるのだろうが、なかなかもどかしい。


待ち望んだ変化も、受け入れたくない変化も、すべて春一番に運ばれてくる。
心地よい日差しも、まとわりつく花粉も。

実際にかざあなたんは毎年花粉に苦悩しているし、今年に入ってすでに諸症状が現れつつある。
そんな最近に周辺の事情も加えて二転三転するものだから、頭を抱えている。


簡単にまとめると、マイホールに明らかに学生ではないプロが現れ、立ち回りの幅が狭まったこと。

CRF 機動戦士ガンダム -LAST SHOOTING-をはじめとする新台入替の時からどうも調子が悪く、入替費用回収モードの影響を諸に受けてしまったこと。

そんなこんなで連敗を重ね、かざあなたんの貯玉までもがLAST SHOOTINGを迎えそうなこと。

毎月の収支はプラスマイナス数万円~十数万円に収束してしまうので、結局今月も収束を果たしてしまった訳だ。

今年に入ってから、先々月の瞬間最高収支はプラス40万、今月の瞬間最高収支は20万と、良くも悪くも荒れが大きいように感じる。
ならば上方向にブレた瞬間にヤメる手もあるのだが、ことかざあなたんに限ってそれは忌避するようだ。

というのも、どうもかざあなたんはハイリスクに自分の存在価値、アイデンティティを見出しているからなのだ。

振り返れば多くの心当たりがある。
無計画に、無鉄砲に行動した時に感ぜられる言い知れない高揚感。このために行動したことがあったと確り記憶している。
かざあなたんの過去の言動は、まるでハイリスクローリターンを美徳の如く信仰していたかのようなものだった。魂消た負け犬根性である。


閑話休題

ようは、どう言い繕ったところで、こういうのがいちパチンカスに違いないのだ。
もちろん、そこに反省や羞恥などない。

故に綴られる掃溜めのごとき雑文を、どうぞ小馬鹿にでもしながら御覧頂きたい。





3月収支:

https://www.instagram.com/p/BDnWDspQ1QF/
https://www.instagram.com/p/BDnWGRwQ1QL/

ひとこと:

最終日に逆転裁判打ったら26000発出てひと安心。
とはいえまだ生活費を込めると大赤字なので、早急に勝ちを重ねたいところだ。

プロとの競合が厄介である。そこで焦って同じ機種を押さえにかかる立ち回りをしたこともあったが、いかんせん向こうはコンビ打ちなので分が悪い。

大怪我を覚悟で無理に勝負にかかるにも、先立つモノは必要ではあるので、先ずは安定感をさらに増さなくては如何にもならなかろう。


稼働記録おわり





さて、何年も前の話になるが、自らの個性、特徴を求める年頃にもなると、皆が皆その野心を燃やしていたものであった。

これはかざあなたんも例外ではなく、所謂特技を伸ばそうと考えた時期があった。
しかし当然、その余りの果てしなさに頓挫することが少なくなかった。
ここまではおおよそ誰しもが通る道なのだが、かざあなたんの場合はここから横道に逸れていく。

はじめに極めようと決意し、挫折を覚えたのはとあるメジャーなパズルゲームである。
競技人口も多かったこともあり、上達も、そして壁に突き当たるのも早かった。
そうして挫折を知った時、おそらく一流になり得る者は再び自身を奮い立たせることができるのだが、この時かざあなたんは没頭していたパズルゲームをあっさり切り捨ててしまったのだ。


自慢するつもりは無いが、過度な謙遜も嫌いなので言ってしまうと、かざあなたんは初心者から初級者になるまでの速度は早いほうだと自負している。
そうしてたどり着くのはよくて中級者。エキスパートまで到達する努力をする前に、もっとマイナーで、簡単に上位に立てるコンテンツを探し出すからだ。


それなりに没頭した趣味は今でも時々嗜むことはある。
が、正直「これなら負けない、かかってこい」と胸を張って叫べるほどの自信を持てるモノはない。

おそらくここでカラオケ採点やローリング・スカイなどの自慢話をはじめたとて、その繋がりを持った方でもない限りは「なんのこっちゃ」だろう。
最近はこの調子でさまざまなゲームアプリに手を出すことが増えたのだが、気の合う友人にこれらの無意味さを指摘される度に後悔の念に駆られるのだ。


尤も、かざあなたんは「社会的なステータスのある、有意義な趣味を見つけたかった」と嘆いている訳では無い。そんなものはこちらから願い下げである。

これまでマイナーハイエナ紛いのことをしていたのだから、とにかく「一つを極めなくては」という意識が明らかに不足していた。
その一点に、強く後悔を覚えている。


そろそろ、器用貧乏の三日坊主という汚名を返上したいお年頃なのだ。
全力で遊びに遊び尽くす、道楽を極める。
数年後に腹やら首やら括ることになっても、先ずは今日を本能のままに暴れ回ってこそ莫迦な道楽者で居られるというものだ。



でもこれ今日また負けてたらこの3割増しぐらいネガって終わりだったんだろうなあ。まったくパチンカスとは単純だ。
パチンカスだもの。



をわり